医療法人秀峰会 うにた医院

伊勢市宮町の肛門外科,消化器内科,外科,麻酔科,リハビリテーション科,皮膚科,アレルギー科 うにた医院

〒516-0077 三重県伊勢市宮町1-7-18
TEL 0596-25-0161

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よくある質問

肛門疾患はすべて手術をしないと治りませんか?

痔ろうについては手術を要しますが、痔核、裂肛などは大部分は保存的治療(排便習慣の改善、薬の使用等)により症状が改善したり治癒したりしますので早目の受診が望まれます。又、当院ではジオン注による痔核硬化療法も行っております。

 

爪水虫は治りますか?

爪水虫のように深部にまで入り込んだカビを治療するには外用だけでは難しいかったのですが、新しい爪用外用液が発売されました。
毎日入浴後、爪の表面にマニキュアをぬる要領で外用をつづけると、約1年できれいな爪に戻ります。
 

 

痔核(いぼ痔)とはどんな病気でしょうか?

肛門周辺の粘膜の下には、血管が集まって肛門を閉じる働きをするクッションのような部分があります。
肛門への負担が重なると、クッションを支える組織(支持組織)が引き伸ばされ、
クッション部分が大きくなり、出血したり肛門の外に出たりするようになります。これが痔核(いぼ痔)です。
痔核には、直腸側にできる内痔核と、肛門側にできる外痔核があります。
また、内痔核が大きくなって脱出するようになると肛門側の痔核、つまり外痔核を伴って内外痔核という状態になることもあります。
軽度の痔核は排便状態の改善と薬物治療を行ないます。中等度で内痔核のみの場合「結紮術」「硬化療法」などが適応されます。
高度となり外痔核を伴う場合は「結紮切除術」が適応となります。

 

ジオン注による治療法とはどんなものでしょうか?

「脱出を伴う内痔核」にジオン注を注射」して痔に流れ込む血液の量を減らし、痔を硬くして粘膜に癒着・固定させる治療法です。
現在のところ内痔核のみに適応されます。

痔核を切り取る手術と違って、痔核の痛みを感じない部分に注射するので「傷口から出血する」「傷口が傷む」というようなことはありません。

 

ジオン注とはどんな薬でしょうか?

ジオン注の有効成分は硫酸アルミニウムカリウムとタンニン酸というものです。

●硫酸アルミニウムカリウム・・・出血症状や脱出症状を改善する
●タンニン酸・・・硫酸アルミニウムカリウムの働きを調節する

 

どのようにジオン注を投与するのでしょうか?

ジオン注を投与する前に肛門周囲への麻酔か、下半身だけに効く麻酔を行い肛門周囲の筋肉を緩め、注射しやすくします。
麻酔法については医師にご確認下さい。

ジオン注はひとつの痔核に対して4か所に分割して投与します。
これは痔核に薬液を十分に浸透させるための方法で、四段階注射法といいます。
複数の痔核がある場合には、それぞれに投与します。投与後しばらく点滴を続け、麻酔の影響がなくなるまで安静にする必要があります。

 

ジオン注を投与するとどのようになるのでしょうか?

投与後の早い時期に痔核へ流れ込む血液の量が減り出血が止まります。
脱出の程度も軽くなります。



投与した部分が次第に小さくなり、引き伸ばされていた支持組織が元の位置に癒着・固定して、脱出がみられなくなります。
(1週間~1ヶ月)

★出血がみられなくなります。
★脱出や肛門のまわりの腫れがなくなります。

 

ジオン注の投与後の経過は?

≪経過(例)≫
●当日・・・麻酔の影響がなくなるまでしばらく安静にします。歩行開始(ごはんはお粥、ジュースなど)

●翌日・・・投与した部分や肛門周囲の状態を診察します。排便、坐浴、入浴開始(ごはんは普通食)

●7日後・・・診察、出血の軽減・痔核の縮小
※治療後は1ヶ月程度の通院・診察があります。
※約1ヶ月後に痔核が退縮していきます。
※通院期間は、処置した痔核の数や大きさなども含めて患者さんの状態により異なります。

≪望ましくない作用(報告例)≫
●投与後早い時期

  • 血圧低下、嘔気(気持ち悪い、胃のあたりがムカムカする)、頭痛、食欲がないなどの症状がみられることがあります。
  • 肛門部が重いような感じ(肛門部の違和感)、排便がしにくい・・・短期間(数日)でなくなります。
  • 肛門の投与部分(粘膜)が硬くなる…通常自然に治ります。

●投与2週間
発熱は、投与2週間後までに一過性にあらわれることがあります。十分に注意し、発熱した場合には医師に相談して下さい。

★排便はいつから―

  • 排便は翌日から可能です。
  • 痛みをこわがって我慢しないようにしましょう。

★仕事復帰は―

  • 数日間はできるだけ安静にしましょう。
  • 「力仕事」「冷え」「長時間の同じ姿勢」を避けましょう。

◆ふだんと違った症状があったら、医師に相談して下さい。

副作用などに対する処置が必要になった場合には、状況によって、お薬(炎症を抑えるための抗生物質や消炎鎮痛剤、あるいは便をやわらかくするための緩下剤)の投与、坐浴、手術を行なうことがあります。

 

日常生活で注意すべきことはなんでしょうか?

治療後も以前と同じように肛門に炎症を起こすような生活を続けていると新しい痔ができてしまいます。
再び痔にならないためにおしりに負担のかかる生活を改めることが、なによりも大切です。

◆規則正しい排便習慣を身につけましょう

  • 便通を整えるために食物繊維や水分を摂る
  • 便意があったらトイレに行く、我慢しない
  • トイレに長居をしない、いきむのは3分以内、無理に出しきろうとしない
  • 下痢を防ぐためにアルコール類、香辛料などは控える
  • 腸の働きをよくするために適度な運動をする
  • 便秘の原因になる無理なダイエットはしない

◆おしりを清潔にしましょう

  • 坐浴を行なう
    おしりに力がかからないように便器の上に洗面器を置いておしりを洗います。
    あるいは
  • 温水洗浄式便座を使う
    →水圧は弱めに
    →温度に注意
    →刺激し過ぎない
    →長時間使用は禁物
  • 洗った後、軽く水分を取る。
  • お風呂に入って血行をよくする
    お風呂に入るときは、石鹸でゴシゴシ洗うのではなく、お湯で流すようにして下さい。

◆おしりへの負担を減らしましょう

  • 長時間、同じ姿勢をとり続けない
  • 過労やストレスを避ける
  • 体を冷やさない

※座りっぱなし、立ちっぱなしは肛門がうっ血しやすいので、2時間おきにストレッチ体操などにより血行を改善しましょう。