切らない包茎手術の内容・切除手術との違い・メリット等をご紹介します。

切らない包茎手術という選択

切らない包茎手術には、

  • 糸で包皮を引っ張った状態で固定する手法
  • 亀頭増大術を応用する手法
  • の2種類があります。

     

    いずれも、一定期間亀頭を露出させ「ムキ癖」を付けて包茎を治すという仕組みです。
    一般的には軽微な仮性包茎の男性が対象ですが、費用や術後の痛みが気になるという方は切らない包茎手術を選択肢に入れてみても良いかもしれません。

     

    メリット・デメリット

    切らない包茎手術には以下のメリット・デメリットがあります。

     

    メリット デメリット・リスク
    • 費用が安い
    • 手術前後の痛みが少ない
    • 術後の生活制限が少ない
    • 傷が残らない
    • 自然な露茎になれる
    • 時間経過で元に戻る可能性がある
    • 手術後も包茎が継続する可能性
    • 一定期間は糸が残る
    • 糸が切れた場合の保証がない

     

    切らない包茎手術には「満足のいく変化・持続期間を得られずに終わり、後悔する」というパターンが非常に多く見受けられます。
    例えば、満足のいく結果が得られず、最終的には包皮切除による包茎治療を選択したといったケースです。

     

    切らない包茎手術の料金相場は3~5万円ほどと、切る包茎手術より割安ではあるものの、費用に見合っただけのパフォーマンスを発揮できないと全てが無駄になってしまいます。
    複数回の施術で包茎が改善したという声も聞かれますが、複数回分の費用を鑑みますとコストパフォーマンスは悪いと言わざるを得ません。
    再手術が必要になる可能性を予め理解した上で施術を受けるようにしてください。

     

    選択の目安について

    治療の選択を迫るドクター

    冒頭でも触れた通り、重度包茎の方に切らない包茎手術はオススメできません。
    手術によって一時的に露茎状態を作り出すことは可能ですが、最終的には元に戻ってしまう恐れがあるためです。

     

    軽重の一つの目安として「通常時でも数分以上露茎の状態を維持できるかどうか」が挙げられ、剥いても直ぐに包皮が戻ってしまう場合は切除手術がベターでしょう。

     

    もちろん戻ってしまうことを前提に受けてみるという手もありますが、余程のご事情が無い限りは切除してしまった方が時間的にもコスト的にもメリットが大きいと考えます。

    診断やカウンセリングの際、医師にしっかりとご相談していただき最終的な決定を下すようにしてください。

     

    切らない包茎手術の術式

    切らない包茎手術には様々な術式がありますが、クリニックによって扱っている術式や料金設定が異なるため、事前に公式ホームページや口コミサイト等で内容をしっかり確認しておくようにしてください。
    以下は、切らない包茎手術の例です。

     

    糸を使った術式
    料金 3~5万円
    持続期間 3~6ヶ月
    施術内容 包皮を根本側に引っ張った状態を作り、糸で固定する術式です。抜糸不要の吸収糸を用いるのが一般的です。

     

    亀頭増大術の応用
    料金 5~15万円以上
    持続期間 6ヶ月~
    施術内容 ヒアルロン酸注入など、亀頭を大きくすることで露茎状態を維持する方法です。注入剤の種類によって持続期間と料金が変わります。

     

    医療用ボンド
    料金 5~15万円以上
    持続期間 6ヶ月~
    施術内容 ヒアルロン酸注入など、亀頭を大きくすることで露茎状態を維持する方法です。注入剤の種類によって持続期間と料金が変わります。

     

    切らない長茎術の応用
    料金 15~30万円以上
    持続期間 6ヶ月~
    施術内容 下腹部の内部に埋もれている陰茎を引き出して糸で固定する術式です。軽度の仮性包茎は切らない長茎術で包茎が治る場合があります。

     

    これらはあくまでも目安のため、正確な情報は公式ホームページやカウンセリングにてご確認をお願いします。

     

    切らない包茎手術の需要

    椅子に置かれた注射器

    切らない包茎手術で対処できるケースは限定的です。
    費用面でもさほど大差は見られません(クランプ法なら3万円~)ので、特別な事情が無い限りは切除手術をおすすめいたします。

     

    しかしながら、低コスト・傷跡の残らない自然な仕上がりを得られるなど多数のメリットがあるのも事実です。
    マイナスポイントを勘案した上で利用するのも手ですので、選択肢の一つとして検討してみてはいかがでしょうか。

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